日科技連の紹介と日科技連の活動その2:品質経営の普及・啓蒙

さて、今回で第3回目になりますが、今回のテーマは「品質管理の手法の普及・啓蒙」ということで、ご説明させていただきます。みなさんは、どのように品質管理という活動を実施されていらっしゃいますか?前回も述べました品質経営(TQM)の考え方をもとに、さまざまなしくみを導入して、科学的に、合理的に、効率的に、効果的に活動・実践するツールが品質管理の手法(QC手法)になります(下図参照)。またこれがまさに、経営に貢献する品質経営の構造です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

テキスト ボックス: 図2 QC手法の種類
テキスト ボックス: 図1 経営に貢献するTQMの構造
角丸四角形吹き出し: 数値なデータを扱う手法です。
角丸四角形吹き出し: 言語なデータを扱う手法です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

  では、たくさんあるQC手法の中で、どの手法を、いつ、どのように活用するかということをよく悩まれるケースがあります。ここで、基本に立ち返りましょう。品質管理の一番の基本は、問題・課題とするものに対して、事実に基づく科学的方法・論理的思考によって解決・達成していくことです。そのためには、まず、QC七つ道具(Q7)・新QC七つ道具(N7)を上手く活用できることができれば、ほとんどの品質問題ケースの入り口を切り開くことができます。つまり、Q7・N7を活用して、その問題としている原因を探ったり、課題に向けて現状を把握したりできれば、次に何をすればということ(アクション)が分かり、そのアクションが企業特有の技術的な問題であれば固有技術を導入して、人に起因する要素が強ければ教育・訓練を実施して、更なる分析が必要であれば統計的手法や信頼性手法を駆使して解決のゴールにたどり着けるわけです。参考までに、各部門でのQC手法の適用例をあげてみますので、このような問題に直面した時にはぜひQ7・N7で入り口を切り開いてみてください。

テキスト ボックス: 表1 QC手法の適用例
テキスト ボックス: u        製品企画
市場の要求の構造をその変化を理解する
要求内容と製品コンセプトの関係を把握する
u        研究・開発
ある傾向から法則を見出す
仮説を実験的に検証する
試験結果を正しく評価する
u        製品設計
ばらつきの原因をと特定する
品質を作り上げている要素における定量的な関係を知る
大きく関係している品質要素についての最適な条件を知る
u        製造
工程の状態を正しく知る
品質特性と製造条件との間の関係を知る
不良の原因を知る
u        検査
合理的な検査方法を知る
u        営業・販売
需要の構造を理解する
需要の予測をする
営業・販売プロセスとその結果(売れ方)の関係を知る
u       アフターサービス
フィールド製品情報を分析する

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


 

また、ここでは、Q7・N7の手法の下図による紹介にとどめさせて頂きまして、
もう少し問題の入り口を見つけるきっかけとなるポイントをご紹介いたしましょう。
下記のように、起こった問題がどういう状態なのか、どんな時に起こったのか、
どこで起こったのかということをいろんな視点(目のつけどころ)でものを見る・考えるということが大事です。
 
 

 

 

 

 

 

 

 

 

テキスト ボックス: 図3 問題を見つけるポイントその1

 

 

 

テキスト ボックス: 図4 問題を見つけるポイントその2

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

  

テキスト ボックス: 図5 Q7・N7の紹介

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 このようにQC手法は、品質や生産性の向上やコスト削減など職場の問題点などを改善する時に活用するツールです。活用すると事実が見えやすくなるなどの効果があります。上記で紹介しました品質管理に使われる手法は非常に幅広いですが、手法の特長を生かして活用することが必要ですので、常日頃QCに慣れ親しむことと、いざというときに威力を発揮します。 

例えば、スポーツをやるにしても投げたり、打ったり、取ったりする道具を使ったり、絵を描くにしても何種類の絵の具と筆を使ったりするのと同じように、QC手法もだんだんといろんな場面で使えると、自分の周りや職場だけにおける効率化にととまらず、経営のさらなる向上にもつながります。 

もし、QC手法の活用に関してさらなるご興味がありましたら、下記URLまでアクセスしていただければ幸いです。よろしくお願いいたします。 

以上、ご不明な点、ご意見がございましたら、私中西宛(h-nakanishi@juse.or.jp)までご連絡ください。

技連のTQM・品質管理の教育とは http://www.juse.or.jp/tqm/index.html

  

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