『エコステージ』について

 

■エコステージって何?

「エコステージ」ってなんだろう?と初めて耳にされる方も多いことと思います。

すこしむづかしい言い回しになりますが、「エコステージとは中小企業による経営環境システム構築とその運用を支援して、経営的にも効果の上がる環境経営となることを目指す、まったく新しい環境経営評価・支援制度のこと」なのです。
 

「それって、環境ISO(ISO14001)を取得すればいいんじゃないの?」と疑問に思われるかもしれません。確かに環境ISOは世界的に普及していますし、とりわけ日本では世界をリードする約14000件もの登録件数を記録しています。

地球温暖化をはじめ人類を含む地球の生態系に悪影響が心配される地球環境破壊が進みつつある今、日本国内のすべての企業組織が環境への影響を自主的に且つ前向きに管理する『環境経営』に取組むことが強く求められています。とりわけ環境問題は企業や組織の単独な活動では大きな効果が期待できません。地域や同業者あるいは系列のチェーン全体をも巻き込んだ取組みをしていかねば効果が挙がりにくいといった特性をもっているからなのです。 

■中小企業とエコステージについて

このような状況のもとで、従業員数10名前後の中小零細企業も含めて、広く環境経営を導入していっていただきたいわけですが、多くの企業が環境ISOを取得することは少しハードルが高く厳しいものが予想されます。(導入の社内パワーや更新費用も含めた問題があげられます)そこで、中小企業者にもスムースに環境経営を導入していただき、やがては環境ISOの取得レベルに達し、更にはそれ以上の段階まで経営レベルを引き上げていっていただくための仕組が「エコステージ」なのです。 

このエコステージは、当初は名古屋の環境マネジメント研究会によって始められ、現在ではUFJ総研・富士ゼロックス・フジ写真フィルム等の大手企業やNPO法人や大学関係者などの参加・支援を得て「有限責任中間法人エコステージ協会」として全国に展開した活動を行っています。理事長は日本における環境ISOの第一人者でいらっしゃる筑波大学名誉教授・帝京大学教授の吉澤正先生です。 

■エコステージの特徴
「エコステージ」の第1の特徴は、段階的な仕組みにあります。中小企業に無理なく導入できる【エコステージ1】から、環境経営の基礎レベル【エコステージ2】。さらに、継続的改善を進めて環境経営のレベルを上げる【エコステージ3】、環境経営の成果が上がって有効なシステムになる【エコステージ4】。そして、原価改善や情報開示についても有効となる【エコステージ5】に進化できる仕組みになっています。

「エコステージ」の第2の特徴は、コンサルティングと評価の両立を図っていることです。「エコステージ」の導入から評価までを1人のコンサルタントが評価員としても機能できる仕組みは、コンサルタントと評価の相乗効果が期待でき、経営改善に寄与できる有効なシステム構築が可能です。

「エコステージ」はISO14001と異なるシステムですが、環境ISOの発展を補完する立場に立っており、我が国の企業・組織の環境経営レベルを上げていくことを最大の目的としています。 

■エコステージの活用方法

 今後の中小企業経営には「環境経営」の導入は避けて通れない時代なのです。このような時代の要請をムリなく、かつ効率的に導入していく選択肢として「エコステージ」は大きな拠り所といえそうです。 

■エコステージ関連情報・リンク等

有限責任中間法人エコステージ協会

http://www.ecostage.org/ 

エコステージ −環境経営評価・支援システム−(日科技連出版社)

吉澤 正 監修:帝京大学経済学部環境ビジネス学科教授、筑波大学名誉教授

 

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