5Sによる収益体質への転換を図る実践活動 高森町商工会/主席経営指導員 前島登志夫

高森町商工会/

主席経営指導員 前島登志夫様

○取り組み趣旨

 

 未曾有のデフレ不況下の経営環境は、製造業においては、加速されていく海

外生産シフトを背景に、多品種少量受注・納期とりわけ受注単価が厳しい取引条

件にあって、企業間競争激化の様相を鮮明にしています。

 建設業、商業においてもまた、国、自治体における財政危機を背景とした公共

土木事業の政策転換、先行き展望に不安を抱いている消費行動の沈滞化など、

経済、社会の構造変化ともいえる環境激変に適応できない、対応策の模索にもが

いている状況のもとで、経費支出の見直し、人件費削減、など厳しい経営資金

確保に喘ぎ、なお改善ままならない艱難に喘いでいます。

 

 経営環境に柔軟に適応できる経営体質そのものの転換を図らなければ、更なる

厳しさを増すこれからの経済環境に適応できないどころか、企業そのものの存在

理由を失うという考えのもとに現場改革に踏み込む必要があります。

 経営はシステムであり構成する小システムの重層で成り立っています。システ

ム自体の改革及び小システム間を円滑化する改善によって低コスト経営体質を

実現することです。

 

 そこで、現場改善活動の原点手法である「5S実践活動」の導入によって経営

体質の強化を図ることを商工会として支援することとし、かつ長期的に商工会の

経営支援事業の根幹として取り組むこととしたものです。

 5Sは経営のみならず、人間社会のなかであらゆる仕組みの根底で活用可能な

原則手法です。高森町の商工業の多くが5Sを実践し自身の企業文化として機能

させることで、企業経営改革を実現するのです。そして長期的な事業継続成果

として「5Sのまち高森」を標榜することで地域商工業全体のレベルアップに繋

げ、他地域との差別化が創出される効果をめざしたのです。

 

 企業経営の永遠のテーマ・文化として5Sを捉え、実践普及を一貫して図って

いくものです。

 

○運営方法

 

1.巡回講師 中小企業診断士による巡回 (同席:経営指導員)

 

2.方法   んじて経営者としての認識とキックオフのための事前会議を持

      つ。第1回は経営者のキックオフ宣言とともに活動開始。

      その後、月1回程度のペースで各社の希望する日程時間に

      合わせて、講師、経営指導員が巡回して討議方式による活動を

      サポートする。

 

3.期間  1企業6ヶ月間その後に実践各社の発表と相互研鑽を目的とした

      5S大会を実施。

 
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