企業インタビュー 有限会社久保敷製作所 

(1)   久保敷社長が会社を立ち上げるまでの経緯と貴社の特徴を、アピールを含めて教えてください。

若い頃から私は「何れは独立して事業を興こそう」と思っていましたね。その頃は、将来有望なのはプレスかモールド分野だろうと感じていましたから、東京町田のモールドの会社に入社しました。ところが不景気であったことと、その会社の方針に納得がいかず1年余りで見切りをつけて退社。地元に戻って()小林製作所に入社し、はじめてプレス機と出会いました。小林製作所には6年ほどお世話になり、プレスについて随分と勉強させて貰いました。昭和53年に創業。社員は夫婦2人だけ。農協に斡旋して貰った養蚕ハウスで仕事を始めたんですが、プレス機の音がそのまま響くので動かしている者としても随分と気になりました。当初は新しい機械を買う資金がないため、中古のプレス機を購入し、これを改良して使いました。

 プレス作業は金型を取替る段取時間のロスがあります。そこでこの時間を省く方法として、複数のプレス機に段取りを済ませ、作業者が複数のプレス機を使うことで早い作業が出来るようにしました。当然何台ものプレス機が必要になりますから、中古機を購入しては改良することを繰り返し、瞬く間に沢山のプレス機で工場が手狭になってしまいました。ご縁があって今の工業団地に移転してからは、中古のプレス機も全て新しくなり現在は20台を保有しています。

 こんな経緯から『工程の多い製品をすばやく作る』事が当社の特徴といえますね。1ロット100個から5000個程度の2次加工は任せてください。

 

 

 

 

 (2)   今、会社が野心を持って考えていることはなんですか?

 大量のプレスの仕事は、中国を初めとするアジア諸国にシフトして行っていますから、益々縮小傾向と感じています。その一方でワイヤーカットの仕事は現在もフル稼働状態でいますし今後も伸びていくだろうと考えています。うちもソデックのAQ325Lなど2台で対応していますが、この分野を更に伸ばして行きたいと思っています。そのためにも新しい機械を使える人を育てることが大切ですね。幸いに息子も頑張ってくれていますから、何とかいい形で経営を引き継いでいきたいと考えています

                                                  

(3)   今の悩みはなんですか?

     何と言っても仕事です。あと20%は仕事を増やしていきたいですね。

(4)   商工会に何かひとこと言うとすればなんですか?

   今の指導員さんはしっかりやってくれていて、本当に感謝しています。

1年ほど前の設備資金の借入時にも、驚くような対応の早さで、また親身に対応・処理してくれました。お陰で、取引先の仕事のチャンスに間に合わすことが出来て信頼を獲得することが出来た上に、機械メーカーへの支払も済ませることが出来、その後のメンテナンス等へのよい影響があり本当に助かっています。

 

 

 

 

 

 

 

(5)   5Sを実施して会社は変わりましたか?

   まだ5Sをはじめたところなんで「少し見てくれがよくなった」程度です。会社の玄関に『5S活動推進中』の5Sシールを貼ったら、取引先から「5Sに取組もうという姿勢がいい」と褒められてしまいました。うれしい反面、今後しっかり5Sを推進していかなくてはならない重責を感じています。

(6)   5S活動の今後の目標はなんですか?

   現在の5S活動では、金型の整理・整頓 を進めていますが、金型置場はうちの会社の一番大変な場所なんです。むずかしい場所から順番に5Sをすすめて、何とか5Sとして1ランク上のレベルに行きたいと考えています。

 

企業インタビューTOPに戻る